第10回「脈拍(Pulse)を測りましょう」

解剖生理学が苦手です

脈を測る場所を知れば、動脈の走行が覚えやすくなります

脈を測る場所を知れば、動脈の走行が覚えやすくなります
脈を測る場所、皆さんはいくつ知っていますか?

心臓が収縮すると、そこから押し出された血液によって動脈が拡がります。反対に心臓が拡張すると、動脈は縮んで元に戻ろうとします。こうして心臓の「ドクン」という波は全身の動脈を伝わって身体の端まで届くのですね。この動脈に触って感じる波を脈拍と言います。

この脈拍の取り方は各動脈の走行に合わせて人差し指(示指)・中指・薬指の三指を直角に当てて数えます。

以下に主な脈拍の取れる場所を示します。
浅側頭(せんそくとう)動脈…耳の前、こめかみから下にかけて
顔面動脈…口角の斜め外側の下、えら(下顎骨の下縁)から口角にかけての途中
総頸(そうけい)動脈…首(頸)の上のほうの側面、えらの下
腋窩(えきか)動脈…わき(腋)の下を強く押す
上腕(じょうわん)動脈…二の腕(上腕)の内側、肘より少し上
橈骨(とうこつ)動脈…手首(手根)の掌側・親指(母指)側
尺骨(しゃっこつ)動脈…手首の掌側・小指側
大腿動脈…ふともも(大腿(だいたい))の上のほうの内側
後脛骨(こうけいこつ)動脈…足首の内くるぶし(内踝(ないか))の後ろ
足背(そくはい)動脈…つま先を上げた足の甲(足背)の小指側

これら脈拍聴取部位を知ることも、動脈の走行を覚える練習になりますね。