第8回「解剖生理学でよく使う漢字」

解剖生理学が苦手です

訓読みで読んでみよう

訓読みで読んでみよう
解剖生理学を初めて勉強すると、普段の日常生活ではあまり使わない漢字を多く目にすると思います。今回はそのいくつかをご紹介します。

(リュウ、こぶ)
大脳動脈、食道静脈、腫、等。

(コウ、にかわ)
「にかわ」とは獣や魚の骨や皮を煮詰めて抽出した、昔からよく使われている接着剤の事です。
元々ヒトの血液にも入っている血漿タンパク質なので、医療では血漿膠質浸透圧というと主にアルブミン濃度(Alb)の事を指します。

(ソウ、くさむら)
元々は草等が群がって生えている様を表す漢字です。このため解剖では複雑に絡まりあっているような部位をさします。
例 食道静脈、直腸静脈、腕神経、等。

(ズイ、したがう)
一般には「時募集」等の言葉で目にする漢字ですが、医療では随意運動、不随意運動、等の言葉でよく使う漢字です。元々は「(したが)う」という意味ですので、随意運動は意識にしたがう、つまり大脳に支配されている運動(体性運動)の事で、不随意運動は大脳に直接支配されていない運動(反射や呼吸運動等)を指します。

(トウ、たわむ)
木が曲がった様を示す漢字で「(たわ)む」と読みます。前腕の橈骨は元々少し曲がっているからこの字があてられたのですね。

普段あまり目にする事の無い漢字も調べてみると思わぬ発見があったりして面白いですよ。