第5回「心臓が止まるとなぜ死んでしまうのでしょう?」

解剖生理学が苦手です

血液による酸素供給が全ての細胞の生命線

血液による酸素供給が全ての細胞の生命線
心臓(Herz=ヘルツ(独))は重さ250~300gの筋肉で出来た器官です。焼鳥屋さんで「ハツ下さい」と言って食べられるお肉も心臓(Hearts=ハーツ(英))の事を指していますよね。

そしてこのヒョウタンのような握りこぶしを一回り大きくしたような器官は身体の全ての血液を循環させるポンプの役割を果たしています。

血液による酸素の供給が無くなると脳等の全ての細胞が死んでしまうのですね。

英語でMy Heart!(マイハート) ドイツ語でMein Herz!(メインヘルツ)は直訳すれば私の心、それ程大切な恋人の事を指すのです。

心臓は左右2つのラインに別れていて、それぞれに二つずつのポンプがあります。

血液を受け取るポンプを心房(Atrium)、血液を送り出すポンプを心室(Ventricle)といいます。

そして右心系は全身からの血液(静脈血)を肺に送り、左心系は肺からの血液(動脈血)を全身に送り出しています。

ここで気をつけたいのが血管の名前(動脈と静脈)と血液の名前(動脈血と静脈血)との違いです。

例えば日本とアメリカ、そして日本人とアメリカ人の関係に似ていて、日本にアメリカ人が居てもおかしくないのと同じように動脈に静脈血が存在する事もあります。

動脈とは心臓から出て血圧の高い血管の事、静脈とは心臓にかえる血圧の低い血管の事です。

そして動脈血とは肺からの酸素を多く含む鮮やかな血液、静脈血とは全身で酸素を使った後の暗い色の血液です。

よって心臓から出て肺に向かう肺動脈にはまだ酸素が取り込まれていないので静脈血が流れるわけですね