第100回国試向け勉強法

今号のナスタマ勉強レポート

第100回国試向け勉強法
来年に向けて効率的なスタートを切ろう!!

[問題111]
母親は来院時から動揺しており、診察室の中で「もっと早く病院に来れば良かった。ごめんね、ごめんね」と言って泣いている。母親への対応で最も適切なのはどれか。

1.けいれんを止める方法について説明する。
2.今回の受診は決して遅くはないと伝える。
3.子どもの前で母親が泣いてはいけないと伝える。
4.気持ちが落ち着くまで子どものケアへの参加は勧めない。

過去問題をしっかりと反復するだけでも、試験で結構な高得点を取ることができる
次の具体的な勉強方法について話をしたいと思います。
第99回国試で涙した人も決して少なくありませんが、看護国試の予備校として感じたことは「去年の受験生のスタートは全体的に遅かった」という印象があります。第99回は、一般・状況設定問題が20問減り、必修問題が20問増えた試験でしたので「簡単になるから大丈夫」と思った人が多かったの知れません。試験後よく耳にした言葉は「もっと早くに勉強を始めていれば」でした。確かに難しい問題の数自体は減ったのですが、試験の出題範囲は変わっていませんので、結局勉強する量自体が変わるわけではなかったんですね。

第99回の試験では、現場に即した問題が増えました。例えば、左上の問題、これは午後の状況設定問題ですが、「会話のやり取りから、対応として適切なものを選びなさい」というように、現場の経験から培われる想像力を必要とします。こういった形式自体は以前からありましたが、それが今年はより顕著になったと言ってよいでしょう。

「実習が忙しすぎて国試の対策を早くから始めるなんて出来ません」という相談をよく受けますが、でも実は、実習自体も大切な試験対策なんですね。

実習に臨むときに大切なのは「単位をもらうためだけに実習に追われる・・・」という状態にならないことです。私がオススメするのは、実習前に訪問先と関係ある科目の過去問題をさらっとでも良いので目を通しておくこと。

国試の問題は現場に即して出来ています。これは裏を返せば実習前に関連のある科目の過去問題の状況設定の問題を事前に目を通しておくと、現場でよく直面する課題を事前に把握できるということになるのです。「レポートが大変で余裕が無い!!」という気持ちも分かりますが、せっかく時間をかけて真剣に向き合っているときですから、よりその科目に対する理解も深まると思います。

時々「過去問題やっても・・・」とおっしゃる人もいらっしゃいますが、看護国試に関してはプール制を採用していて、重要(皆さんに必ず身につけていただきたい)な問題などは繰り返し出題されるため、過去問題をしっかりと反復してやるだけでも、実は結構な点数が取れるようになっています。実習との相性も良いですので、ぜひ活用していただきたいです。

次によくある質問が受験対策を始める時期です。私たちがオススメしている年間のざっくりとしたスケジュールは、「夏期」に必修対策、「冬期」に一般・状況設定の対策、そして、「直前期」に総まとめ――というものです。これだと実習なんかともバランスを取りつつ順調に勉強を進められると思います。

第101回国試以降の学年の人であれば、必修(=基礎)を友達と一緒に相談しながら、習った範囲をコツコツ始めていると良いと思います。