第99回国試を切る

今号のナスタマ勉強レポート

第99回国試を切る
今年の傾向から来年の予測をしよう!

新学期になりましたね。ナースのたまごの読者の皆さんは、第99回国試を受験した先輩を見て、「来年は私の番だ・・・大丈夫かな・・・」と不安になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで編集部は、皆さんの気持ちに応えるべく、看護国試専門予備校のさわ和代先生に第99回の試験の分析と、それを踏まえた来年の試験への準備方法などをお伺いしてきました!

第99回国試を切る必修の難易度があがり、合格の鍵は昨年に引き続き必修問題が握る
皆さんの先輩が受験した、第99回看護国試では、必修問題は非常に難易度が上がり全体的に正答率が落ちました。
正答率や平均点について厚生労働省から正式な発表はありませんが、看護国試専門予備校のさわ研究所が毎年独自に集計している全国の看護学校の学生さんによる自己採点の結果(左ページ)によると、今年は必修問題の平均点が84%――実は例年90%を越えているため、今年は特に難しかったということ言えます。

必修問題8割以上の獲得が必須(=足きり)ですので、これが極端に難しいとなると困ってしまいすね。今年は特に難しかったですから、そのままだと多くの受験生が無条件に足きりに引っかかってしまうという状況で、合格発表前、皆さんの先輩たちの多くが不安に思っていて、私たちも必修問題の採点に関して色々な推測をいたしました。

結果的には必修問題のうちの6問が「問題としては適切であるが、必修問題としては妥当でないため、採点対象から除外する。但し、正解した受験者については採点対象に含める。」という処置が取られました。

ただ一方で「珍問・奇問」みたいな問題は減り、問題自体の正当性は上がったとも言えるかと思います。一般・状況設定問題の合格ラインが、151点以上で、受験生の平均点が182点ですから、やはり、第98回に引き続き、必修問題の出来不出来が合否に大きく左右しました。これは「基礎」を重視するようにという厚労省からのメッセージということですので、第100回の受験生の皆さんも意識してください。

必修対策としては、より基礎的な学習の反復練習・確認作業が重要です。

厚生労働省発表「第99回看護師国家試験の合格発表について」より第99回看護師国家試験
必修問題及び一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とし、次の[1]~[2]の全てを満たす者を合格とする。

[1] 必修問題
40点以上/50点
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
[2] 一般問題及び状況設定問題
151点以上/250点

[全体]
出願数  53,539名
受験者数 52,883名
合格者   47,340名
合格率    89.5%
[新卒者]
出願数  48,451名
受験者数 47,944名
合格者数 45,040名
合格率 93.9%

受験生自己採点により算出
必修平均点
42.37点/50点

一般問題・状況問題平均点  (例年は9割を越え・・・)
182.20点/250点

(提供)看護国試専門予備校 さわ研究所

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看護国試予備校さわ研究所の代表。年間のべ10,000人の看護学生に講義し、現職のナースに元教え子も多数。
【著書】「ここからはじめる!看護国試必修対策テキスト」(啓明書房)、「ちびっこ看護ハンドブック」(さわ研究所)、「これで完璧!看護国試過去問完全攻略集」(啓明書房)、「さわ先生の誌面講義」(医歯薬出版株式会社)