【勉強のしかた】参考書を読んでもさっぱり頭に入ってこない?(1)

ナースのたまご編集部には、学生時代わりと「勉強が得意だった」人が結構います。看護で大切なのは勉強だけじゃないということはよーくわかっているのですが、看護学生の多くが「勉強」に悩んでいるのも事実。そこで、勉強が得意だったスタッフによる「勉強のしかた」についてのコラムを連載することにしました。

【参考書を読んでもさっぱり頭に入ってこない?(1)】

授業を聞いてもなんかよくわからない、テスト前に教科書を読んでもなんかよくわからない…。ほとんどの人がそんな経験を持っているのではないでしょうか。そしてそんな時は、明日がテストだとしても、全然勉強する気がわいてこないですよね。今回は、そんな問題の解決方法をお伝えします。

授業や参考書の内容がわからない理由の多くは、「その前提・基礎となることが分かっていないから」です。
例えば心筋梗塞に関する参考書の説明に、「冠状動脈が急激に閉塞すると、その支配領域である程度まとまった量の心筋が壊死し、心筋梗塞に至ります。」と書いてあります。けれど、この文章をちゃんと理解するためには、冠状動脈・閉塞・支配領域・心筋・壊死といった言葉が何を意味するかを知っている必要がありますし、そもそも心臓の動き方について解剖学的な知識が必要になります。

では、どうすれば「前提・基礎からの理解」を確かめられるのでしょう?その1つの考え方として「中学生にもわかるように説明する」、という方法があります。先ほどの心筋梗塞の説明を、「心臓を動かす筋肉に酸素や栄養を届けている動脈が、何かの原因で急にふさがってしまうと、その動脈から酸素・栄養を受け取っていた部分の筋肉が死んでしまう」と言えば、だいぶわかりやすくなりますよね。

国試対策の追い込みでは、もちろん「時間がないからとにかく覚える」という場合もあるでしょう。けれど実際に医療現場に立てば、患者さんにわかりやすく説明することも求められますし、ちゃんと理解していないと自信を持って医療行為ができません。低学年のうちから、学校で習ったことを「中学生にもわかるように説明できる」ように心がけておけば、実習や国試で困ることも減るはずですよ!

ちなみに先ほどの心筋梗塞の説明、カンのいい中学生なら「心臓の一部の筋肉が死んでしまっても、他の部分が生きていたら大丈夫じゃない」と聞いてきそうです。では、なぜ心筋梗塞の発作が起きてしまうのでしょうか?試しに「中学生に説明する」と思って考えてみて下さい。来週、解答例を発表しますが、読者の方の「こんな説明はどう?」という投稿もお待ちしています。編集部まで投稿して下さい!