レポート指南~第4回 「漠然としたテーマのレポートを書く」

レポート指南

「小児看護において、保護者との関わりで大切にすべきことについて、あなたの考えを述べなさい」というレポート課題が出ました。小児看護といってもいろんな場面があるので、いったい何を書いていいかわかりません。教えてください。  (埼玉県、専門学校3年)

とにかく「論点」を絞り込もう

看護は個別性の高い営みなので、レポートの課題にも漠然としたものが多いですね。実習や見学で一人ひとりが体験するケースも違うので、全員に出す課題はどうしても幅広いテーマになってしまいます。だからこそ、レポートを書く時には「論点」を絞り込むことが大切です。「論点」と言うと難しく感じるかもしれませんが、要するに「私はこの点について考えます」と宣言することです。

この課題の場合、風邪などの症状で子どもを病院に連れてきた保護者を想定すれば、「今後起こりうる症状とその対処法や、どんな場合には救急車を呼ぶべきか」といった、親がどのようにケアすれば良いかの知識・情報を伝えることが大切になります。また、入院治療の長い難病・重病を抱えた子どもの場合なら、保護者の病院通いが生活の一部になるので、その精神状態や健康状態に配慮する必要もあります。

どれが「正解」ということはありません。しかし、自分が「どんな場合を想定しているのか」を書かなければ、なぜそのように考えたのか適切に伝わらなくなってしまいます。ですから、以下の例のように、まずはしっかりと論点を明らかにすることをお奨めします。
膵臓の役割
このレポートは、最初の数行で「保護者から正しい情報を聴きとるための工夫」について書きたいんだ…ということがわかります。これが「論点を示す」ということです。

このように、「自分が何について述べるのか」をきちんと示す習慣をつけると、レポートはもちろん、看護記録や実習記録もわかりやすいものになるはずですよ。