胃粘膜からの分泌物とその機能について

人体の構造と機能2

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(A)胃粘膜からの分泌物とその機能との組み合わせで正しいものはどれか?
1.粘液=胃粘膜の保護
2.塩酸=蛋白質の消化
3.内因子=ペプシノーゲンの活性化
4.ガストリン=胃液の分泌制御

(B) 男性生殖器で正しいのはどれか?
1.精子は精管で作られる。
2.精管は膀胱前面にいたる。
3.前立線液は精子の活性化作用を有する。
4.陰茎は軟骨様組織がある。
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正答と解説

A) 正答:1
1.粘液は、胃粘膜を保護する作用がある。ペプシンによる胃粘膜の消化を防いでいる。
2.胃体部に分布する壁細胞は、塩酸と内因子を分泌する。胃体部および胃底部に分布する主細胞はペプシノーゲンを分泌する。ペプシノーゲンそのものは不活性型であるが、壁細胞から分泌された塩酸によって活性型になる。
3.胃体部の粘膜に分布する壁細胞から分泌される内因子は、ビタミンB12と結合して回腸で吸収される。
4.ガストリンは、幽門前庭粘膜上皮のG細胞から放出される消化管ホルモン。肉汁、カフェイン、アルコールなどの刺激によって分泌され、胃の運動とともに胃液分泌(とくに壁細胞のHCI分泌)を促進する。胃液の分泌は、食べ物の視覚刺激による脳相、胃粘膜の刺激によってガストリンが分泌される胃相のほか、数々の消化管ホルモンが関与する腸相によって制御される。

(B) 正答:3
1.精細管の壁は精子のもとになる精細胞と支持細胞(セルトリ細胞)からなり、精細胞は絶えず分裂して精子を形成している。
2.精管は精索という結合組織の鞘に囲まれ、精巣上体より鼠径管を経て骨盤腔内にはいり、膀胱後面にいたる。
3.前立線は、栗の花に似た独特な精臭いを分泌する乳白色の液体を分泌する外分泌腺で、前立線液の中には、酸性フォスタァターゼ、カルシウム、クエン酸、果糖などが含まれ、精子の活性化作用を有する。
4.陰茎は尿道を含む交接器官。一対の陰茎海綿体と尿道海綿体および神経・血管によって構成されている。