第6回 「長男が中3で青年期。発達課題は自我の確立ですね」

「基準からそれてもらいたくない」とどこかで思ってしまっている親心の難しさ・・・

皆さんこんにちは。かめきちの母です。新年度が始まり、はじめてお会いする学生さんたちがたくさんいます。国家試験や実習について何らかの形で少しでもお役に立てたらと思っています。かめきちの母を見かけたら何でもいいので声をかけて下さいね。かめきちの母は3児(人間の)の母なんですが、長男は中3で思春期真っただ中です。非常に扱いが難しい。この時期の特徴はというと、学生のみなさんも勉強されたかと思いますが、エリクソンのライフステージでは青年期にあたります。そして発達課題は自我の確立でしたよね。ひょっとしたら中3の長男は自分探しの旅に出ている最中なのかもしれません。

ある日の朝のこと、長男よりかめきちの母が先に出たところ、学校から「まだ来ていません」と連絡が…。結局寝ていたらしく、かめきちの母が怒ったのは言うまでもありません。親としてみれば、他のお子さんたちと同じようになんの問題もなく育って欲しいと思うものです。

かめきちの母は、看護師時代、患者さんには「個別性のある看護計画を立案しましょう」とか言いながら自分の子どもには個別性どころか、基準からそれてもらいたくない、という思いばかりが強かったのです。子どもの個性を伸ばしてあげるのが親だとしたら、基準からそれてしまってもそれはそれでその子の個性なのかもしれませんよね。

「かめきちの母」の名前の由来

先日、授業で新生児期から学童期まで講義をする機会があったのですが、小児の発達においても、多少の個人差があり、身体機能や遺伝子に問題なく生まれた場合は多少のずれがあるのは当たり前で、1年くらいの個人差は多めに見てもよいというものでした。子どもはその子なりに頑張っているんですよね。親が周りの子どもと比べて、うちの子は歩くのが遅いだの、言葉が遅いだの気にしてしまう方が実は問題なのかもしれません。子どもにしてみたら、一生懸命頑張っているのに、周りと比べられてたまったもんじゃないという感じですよね。

これから小児の実習に行かれる方もたくさんいるかと思います。教科書や参考書に記載されている発達の順序や時期は大切で、必ず覚えなくてはいけません。しかしそれらはあくまでも目安で成長に個人差があるということは忘れてはいけませんよね。

私の名前が「かめきちの母」になったのは長男が飼っている亀の名前が「かめきち」だからです。子どもたちや、これから関わらせていただく学生さんたちを大きな心で支えていけるように人間的にも努力していきます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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