第4回「ターミナル期の患者さんに疼痛を訴えられて・・・」

こんにちは
神奈川県の看護専門学校3年生です。
実習でターミナル期の患者さんを受け持ちました。
その患者さんは朝・夜の2回疼痛コントロール目的のため、硫酸モルヒネ徐放剤を内服されていました。日中の痛みはコントロールされていたようで、実習中あまり痛みを訴えられることはありませんでした。しかし、実習最終日に痛みを訴えられ、私はどうすることもできず、看護師さんに相談しました。看護師さんは「疼痛は内服でコントロール出来ているから…」と言われました。私は学生として何ができたのでしょうか?

患者さんがリラックスできるような看護を心がけましょう

第4回「ターミナル期の患者さんに疼痛を訴えられて・・・」癌の末期でしょうか。1日2回の徐放剤で痛みはコントロールできていたはずなのに、実習の最終日に痛みを訴えられたのですね。鎮痛薬の使用については、あくまでも医師の指示に基づいて与薬するわけですから、痛みが増してきた時は医師に報告し、指示を仰ぐことになります。しかし、痛みの程度がコントロールできる範囲なのか、薬剤の増量が必要な状態なのかの判断は重要な看護です。そして学生ができることもきっとあると思います。

痛みは絶対的なものではなく、心の状態と深く関係していると言われています。例えば緊張していると痛みを感じやすくなります。ゲートコントロール説という言葉を聞いたことはありませんか?痛みは末梢神経から脊髄神経へと伝わります。その時に脊髄に痛みをコントロールするゲート(門)があって、痛みの情報を伝えることを調節しています。このゲートが開いている時は痛みを感じやすく、閉じている時はあまり痛みを感じないとされています。不安やストレス状態、悲しい気分の時などにはこのゲートは開き痛みを強く感じ、逆にリラックス・安心している時は痛みを感じにくくなります。子どもはケガをしても「痛いの痛いの飛んで行け」をされると、安心してまた遊びだすといったことも見られます。これもこの説があてはまりませんか?

もしかしたらその患者さんはあなたが最終日とういことで、寂しさや不安な気持ちが高まったのかもしれませんね。

実習中は、指示された薬剤をきちんと時間通り内服してもらうことが基本ですが、患者さんが安心し、リラックスできるよう、時間の許す限り傍にいたり、痛みのある部分をマッサージするなどで、少しでも痛みを和らげるような看護をしましょう。

リラックスできる環境を提供することで、より薬の効果も期待できるのではないかと 思います。